古代中国の思想に端を発し、森羅万象、宇宙のありとあらゆる事物をさまざまな観点から陰(いん)と陽(よう)の二つのカテゴリに分類する思想。
出典:Wikipedia
西洋と東洋
西洋文化は極めて陽的な文化です。「知の働き」は陽の原理に、「情の働き」は陰の原理に即していると考えられています。西洋文化は理知的で、才能本位で、功利的です。これに対して東洋文化は情意的であり、徳操的であり、はるかに内面的精神的な特徴を有しています。
精神文明の進歩が機械・物質文明に遅れをとり始めた。
機械文明は絶対的な非後退性がありますが、精神文明は人間という存在が死すべきものであるが故に進歩と退歩を行ったり来たりするのです。この物質文明と精神文明のアンバランスが疎外感の蔓延、自殺の増加、うつ病など精神障害の増加につながるのです。
出典:北尾吉孝『出光佐三の日本人にかえれ』
以上を要約すると
陰 | 陽 |
東洋文化 | 西洋文化 |
東洋思想 | 西洋思想 |
情の働き | 知の働き |
情意的、徳操的 | 理知的、功利的 |
機械文明 | 精神文明 |
このとおりであれば、ダニエル・ピンク『ハイ・コンセプト』が言う感性と非感性の対比も陰陽ということになる。両者のバランスが必要ということになる。
女と男
家庭・子育てにおいて、陰陽のバランスが必要ということになる。「陰陽」は「陰」を先に書く。であれば、「男と女」ではなく「女と男」というふうに、「女」が先に来る。
編集履歴
・2014.05.05 「西洋と東洋」「女と男」を追加
・2012.09.06 初稿