結婚を目指した積極的な行動を「婚活」と呼ぶ。『「婚活」時代』の著者の一人、白河桃子氏が命名した。『「婚活」時代』からエッセンスを抜き出し、自己流にまとめなおした。
出会いから結婚までのプロセスの変化
| 1980年頃まで | 1980年頃以降 |
出会いの機会 | 狭い、周りがセッティング | 自由化、自助努力 |
出会いの数 | 少ない→選びやすい | 格差→多い人と少ない人 |
ライフスタイル | 画一的→刷り合せが不要 | 多様化→刷り合せが必要 |
経済水準 | 予測可能で右肩上がり | 予測不可能 |
出典:『「婚活」時代』P56から要約・意訳
結婚が難しくなった要因
交際機会の自由化
・一般的に「自由化」は競争激化をもたらす。積極的に行動しないと結婚できなくなった。
・周囲からの圧力低下:家族・親戚・職場からの結婚圧力が低下した。「セクシャル・ハラスメント」普及の弊害。
経済的要因
・男性の年収低下
・男女の年収格差の縮小
パラサイトシングル
・経済的にも精神的にも親から自立できない。
ライフスタイルの多様化
・ライフスタイル、夫婦の役割分担、趣味に至るまで、刷り合せが必要。結婚することはライフスタイルのリセットになりかねない。
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女性側の理由
・男性に対する要求水準が高すぎる。
・-特に年収に対する要求が高い。独身男性のうち年収600万円以上は3.5%しかいないにもかかわらず。
・-専業主婦願望
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男性側の理由
・女性に対する要求水準が高すぎる。
・-容姿
・-家事
・女性に積極的になれない。
・-コミュニケーション不足。
・-そもそも日本男児は女性に積極的ではなかった。
・趣味への過度なこだわり
異性に嫌われる行為
男性に嫌われる女性の行為
・女子力アップを公言している女性(「女子力」を参照)
・グルメ・ファッション・海外旅行にお金をかけている女性:金のかかる女は嫌われます。
・過度に女子同士でつるむ行為(例:女子会)もNG。
処方箋
男女共通
・努めて出会いの数を増やす。
・パラサイトシングルをすぐに止める。
男性
・男を磨く。コミュニケーション力と身だしなみの改善に努める。
・趣味・ライフスタイルは我を通さない。一部諦め、彼女のライフスタイルを受け入れる。
女性
・結婚・出産後も仕事は続けると割り切る。
・-できれば、結婚・出産後も続けられる仕事にチェンジする。
・グルメ・海外旅行はやめ、女子会も参加しない。