インテリジェンス
英:Intelligence
名詞
1
a 知能,理解力,思考力.
b 知性,聡(そう)明,(すぐれた)知恵.
c +to do[the ~] 〈…する〉機転,知恵,賢明にも〈…する〉こと[力].
2 [しばしば I] 知性的存在; 天使.
3
a (特に,重要な事柄の)報道,諜(ちよう)報.
b 諜報機関.
形容詞
情報の,諜報の.
出典:新英和中辞典 第6版 (研究社) Excite辞書
インテリジェンスとは情報である。
IntelligenceとInformationはよく混同される。
「情報」を参照のこと。
真贋を見抜くには?
インテリジェンスとは真贋を見抜く能力のでもある。
あらゆるメディア(マスメディア・ソーシャルメディアに関わらず)は偏向しており誤報に満ちている。騙されないためにも、インテリジェンスを高める必要がある。インテリジェンス力を高める実行すべきこと・心がけておくことは二つしかない。
(1)多読(読書)
インテリジェンス力を高めるには、まず読書しかない。なぜなら読書とは最良の知識インプット手段だからである。
しかし、同じ著者ばかりの本を読んでいても仕方ない。多面的に評価するには、一つの事象について、異なる見解を持つ三人の著書に当るとよい。その三種類とは(※)
・最も売れ筋の作家の書
・その真逆を説くもの
・中庸なもの
(2)事実ベース
仮定・推測・憶測・思い込みは徹底的に排除する。
二次情報は加工されている可能性が高い。一次情報(オリジナルの情報)に当たらなければならない。
事例
2009年の新型インフルエンザ騒動
ジャーナリストの池上彰の指摘による。
この騒動は、鳥インフルエンザと豚インフルエンザを混同したために起こった。
2004年鳥インフルエンザ
数年前に発生した鳥インフルエンザは致死率が高い。2004年に日本では10万羽以上殺傷された。海外で数百万羽単位で殺傷されている。鳥インフルエンザという呼称は、鶏を飼っている農家に風評被害が出る可能性がある。そこで、新型インフルエンザと名前を改めた。厚生労働省では対策マニュアルが作られた。
2009年豚インフルエンザ
やはり不評被害が起こる可能性があるので、これまた新型インフルエンザと命名された。2009年5月、成田空港で新型インフルエンザ患者が発見された際、先の厚生労働省の対策マニュアルが発動され、大騒ぎになった次第である。
殺人認知件数
殺人認知件数は減っている。平成21年(2009年)警察白書によると、殺人認知件数は平成19年(2007年)1199件で、過去最低に達したとしている。
http://www.npa.go.jp/hakusyo/h21/honbun/pd...
にも関わらず、殺人事件は増加したと勘違いしている人が多い。
脚注
※要確認。ジャーナリストの立花隆がそのようなことを述べていた。その通りであったか記憶が定かでない。確認を要する。