最近、嵌りに嵌っている「
ハーツオブアイアン2」。1ユニット1師団で各国を指導して世界大戦を戦い抜く、
2次大戦前後の戦略級ウォーゲームです。
ハーツオブアイアン コンプリートパック(完全日本語版)
その1
その2
その3
その4
の続きです。
さて1940年4月、突如として宣戦布告し、旧ポーランドに流れ込んだソビエトですが、英国より主力の戻りきらない独陸軍は当初これとの決戦を避け、強力な敵に対しては一旦戦線を下げます。
ソビエト陸軍180個師団に対し、ドイツ陸軍100個師団ではお話になりません。
そもそも、独ソ国境は元々河川で区切られていた箇所が多いので、攻撃側が不利なのです。なので、多少の戦力差があっても全線戦で同時に突破を許す、ということはありません。
そしてソビエトが渡河して突出したバルジに集中攻撃を加え、河川を越えての時間のかかる退却時に航空機による殲滅戦を行う…という作戦でソビエト陸軍の師団を磨り潰して行きます。
出るとき、引っ込むときに兵の命を磨り潰すモグラタタキですな。
こうしてソビエト陸軍の前線圧力が弱まったところで一挙に突破、キエフまで進出し、その間に
機甲師団5個師団を含む23個師団を包囲殲滅します。
時に
7月、ついにソビエト陸軍120数個師団、ドイツ陸軍110数個師団とついに陸軍規模が拮抗します。
(ハンガリーが39年式歩兵とか中戦車師団とか何気に最新式師団を派遣してくれるのも嬉しいです。設計図を与えた甲斐があるというものです。)
つまり開戦から3ヶ月と数週間でソビエトは60個師団を失った計算になります。普通の国だったら軍隊どころか国家自体が殲滅されてしまう数字だぜ…。
とここでキエフ方面はドニエプル川を渡河せず陣地保持、以後の展開を見据えて北方でスモレンスク突破を図りますが果たせず、戦線はこう着状態に。(します。プレイヤーがちょっと疲れた。)
部隊の指揮回復を待ち、キエフ南方セヴァストポリと北方スモレンスクに再攻勢をかけようとする9月、ソビエト陸軍の陣容は…
歩兵師団180個師団
!
なにそれ?なんで2ヶ月で60個師団回復してんの?
アメリカが「週刊空母」だったらソビエトは「日刊歩兵師団」なのか?!
はー、ソビエトでは大地を掘れば歩兵が沸いてくるというのは本当だったんだ…しかし参ったな。23個師団包囲殲滅したときに突破しておくべきだったか。
以下明日。