なおきのナレッジベース
mindiaなおきのナレッジベース見出し語

知識伝播速度

なおき · 2010-05-09 更新

人類史上、4度の知識革命があった(詳細は「知識革命」参照)。
知識革命のたびに、「知識伝播速度」は幾何級数的に飛躍した。

モード

同期(×)・非同期(○)

同一空間(×)・異空間(○)

注)制約の多い同期・同一空間を×、制約の少ない非同期・異空間を○としてシンボル化した。


時間・空間を組み合わせると4パターンになる。

同期&同一空間(××)

非同期&同一空間(○×)

同期&異空間(×○)

非同期&異空間(○○)

文明以前

媒体=口頭伝承

媒体=壁画

現代より人口密度が希薄であった文明以前において、他部族の壁画を発見し、知識を継承することは稀であったのではないか?仮に伝播範囲は10人としておく。

第一次知識革命:人類史上初の百万人都市

媒体=紙・手書き模写

持ち運びが可能と言っても、複製には大変手間がかかり、手書き模写の本は大変貴重で、都市から持ち運び出すことが困難であった。仮に100人が同じ本を読んだとする。
しかしそれでも、時間を超越しながら多数の知識人を輩出した。人類史上、初めて知識が体系化された。

第二次知識革命印刷革命

媒体=大量印刷された本

知識の大量複製が可能になり、持ち運びが可能になった。印刷部数が分からないが仮に10000冊刷られて10000人が読んだと仮定する。
知識の大量拡散により、16世紀から18世紀の間に、宗教改革・新大陸への移民・産業革命が引き起こされた。

第三次知識革命:通信革命・コミュニケーション革命

媒体=電話

遠方に知識を伝播する場合、紙媒体では知識の輸送時間がかかったが、電話は、知識伝播時間をゼロにした。

媒体=ラジオ&テレビ

電話では1対1の伝播だったのが、ラジオ&テレビでは、伝播先が限りなく無限大に広がった。20世紀後半、録音・録画技術の登場により、非同期&非同一空間モード(○○)も可能になった。日本国内で視聴率を10%と想定すると、伝播範囲は約1000万人である。

伝播速度は、編集時間を要するため、電話やインターネットのように、ほとんどの場合、リアルタイムではない。

第四次知識革命IT革命(狭義知識革命

媒体=インターネット

ラジオ&テレビでは、発信者と受信者の関係が1対Nであった。インターネットではN対Nである。2010年現在、世界インターネット人口は10億人前後と推定される。伝播範囲は10億人である。
伝播速度はゼロも可能だが、非同期も可能。媒体によって異なる。

まとめ

モード/伝播範囲/伝播速度

文明以前

××か○×/家族・集落・部族内・子孫(10)/1

人類史上初の百万人都市

○△/都市内(100)/1

印刷革命

○○/ヨーロッパ全体(10000)/1

電話

×○/全世界(1対1)/∞(リアルタイムでなければならない)

ラジオ&テレビ

×○/1対10,000,000/1000

インターネット

○○/1000,000,000対1000,000,000/∞(リアルタイムが可能)

関連する見出し語