長所・短所のまとめ
発電方法 | 長所 | 短所 | 可能性 |
水力発電 | ・高発電効率 ・安定供給 ・容易な発電量調節 | ・地域の水没 ・生態系への影響 ・耐用年数が不明 | ・既存設備の増強 ・小規模水力発電 |
太陽光発電 | | ・低い設備利用率(13%) ・不安定な供給 ・景観への影響 ・将来の廃棄 | |
風力発電(陸上) | | ・低い設備利用率(20%) ・不安定な供給 ・景観への影響 ・破損リスク ・低周波騒音 | |
風力発電(海上) | | ・低い設備利用率(30%) ・不安定な供給 ・景観への影響 ・破損リスク | ・海上の可能性 |
地熱発電 | | ・立地条件 ・景観への影響 ・地下水への影響 | |
・出典:
『全図解 日本と世界の「発電」地図帳 \(ビジュアルはてなマップ\)』
・出典:
設備利用率とは \| みるみるわかるEnergy \| SBエナジー
自然再生エネルギーの現状と論点
・参考:2019.09.24
第46回 調達価格等算定委員会(METI/経済産業省)>「資料1 国内外の再生可能エネルギーの現状と今年度の調達価格等算定委員会の論点案」参照
・水力の次に多い自然再生エネルギーは風力(ドイツ・イギリス・スペイン・フランス・アメリカ・カナダ・中国)、太陽光(日本とイタリアのみ)(p4)
・自然再生エネルギー買取費用
2017年:総額2.7兆円・配賦2.1兆円
2019年:総額3.6兆円・配賦2.4兆円
2030年:総額4.0兆円・配賦3.0兆円
・既設の大規模水力発電(20万-100万kW)・小規模な水力発電(3万kW以下)・ある一定規模以上の地熱発電(1.5万kW以上)が資本費10円/kWh以下、運転維持費10円/kWhとしている。(p37)
・太陽光発電の事業者数は296,026件で設備利用率は14.7%、そのうち10円/kWhを達成している事業者は535件で設備利用率は21.0%(p39)
・風力発電の事業者数は50件で設備利用率は26.0%、そのうち10円/kWhを達成している事業者は7件で設備利用率は32.5%(p50)
・洋上風力発電のアセスメント 1258万kW(2019年8月)(p52)
考察
2020.08.10記す
・自然再生エネルギーが子ども(中三)の夏休みの宿題で出されていたので、日本の電力ポートフォリオと再生エネルギーの長所・短所をまとめてみる。
・水力発電以外、CO2を出さないこと以外の長所が見いだせない。
・大規模水力発電:東京電力は利根川水系の神流川発電所(94万kW→282万kW)と相模川水系の葛野川発電所(120万kW→160万kW)をそれぞれ増強中(
Wikipediaによる)
・小規模水力発電:
・水力発電:欧米では主流になっている。日本でも2018年以降洋上水力発電のアセスメントが急増している。