定義
・何を以って悪書とするかは難しいところであるが、ここでは、投資時間の割には得られるものが少ない、知識を深めるのに役に立たない書を指すことにする。相対悪であり絶対悪ではないので注意されたい。
悪書の種類
(1)奇をてらったタイトルの書。
タイトルが気張った書。タイトルの割りには中味が薄い、空っぽのことが多い。
ひたすら煽るような題名の本は避けたほうが無難です。
(出典:池上彰「 わかりやすく〈伝える〉技術」)
(2)一つのテーマを手を代え品を代え乱発された書。
一冊読めば十分なことが多い。印税稼ぎが目的としか思えない。できれば同一テーマのほかの著者の書を薦める。そのテーマに対して多面的に評価ができるようになる。
(3)最新テクニックのみを紹介する書
一年以内に陳腐化する。表面的にで知識の奥行きがない。一度噛んだら味がなくなる。対義の良書は、知識の奥行きがあり、噛んでも噛んでも味わい深い。
(4)著者の全て、またはほとんどが新書
(2)や(3)の作家に多い。
悪書を乱発する作家
これを書くかどうか迷った。言いっぱなしはよくない。仮に本人とリアルに対面する機会があっても、そうだと言い切れるか?そう腹を括って、書くことにする。これらの著者の書は二度と買わないだろう。
・勝間和代・・・全てが悪書という訳ではない。彼女の本は1冊読めば十分である。彼女の場合(2)のパターンが多い。彼女の本を1冊読んで行動できない人は、何冊読んでも行動しない。結果的に彼女の印税生活の支援をすることになる。
・佐々木俊尚・・・(3)のパターン。「仕事するのにオフィスはいらない」は騙された。その背景となる時代のダイナミズムを期待したが、テクニックのみに終始した。テクニック集が欲しい人にはよいが、既にWeb上に情報は転がっている。
日垣隆氏の佐々木俊尚評
一冊一冊の賞味期限が半年程度と短く、オリジナルティのなさが特長。何を言いたいのかさっぱりわからない。ただのオタク。
出典:日垣隆著「ダダ漏れ民主主義」
・吉本佳生・・・(1)のパターン。スタバなんとかとか。
・山田真哉・・・(1)のパターン。さおだけなんとかとか。
・長野慶太・・・(1)のパターン。