評論書き方
サバルタン的主体のことなど - 仮想算術の世界
評論にとって重要なことは、システム論的な含意で言えば、冗長性とそこから来る変異性をちゃんと読み解くことです。それまでの概念体系では余剰でしかないもの、単なるリダンダントなノイズとして処理されてしまうものが、にもかかわらず継続的に出現している場合、それは評論の対象となります。たとえば、同じ話を8周もするというのは、きわめて冗長な所作にすぎない。しかし、そういう無意味な処理を可能にするモードがあって(僕はそのモードを「モノとしての記号」と名指したわけですが)、さらにもしそれが今後継続的に観察できるようならば、それは評論のタネになり得ます。