僕の考え方に大きく影響を与えた言葉を3つあげるなら
「
インターネット的」
「
世の中はでたらめな仕組みで動いている」
と今回話したい
「
知識のグラフはソーシャルグラフと似てる」
だと思います。
ソーシャルグラフとは?
ソーシャルネットワーキングサービスは、
「友達の友達と知り合えて、新しい友達がどんどん増える」
「自分の友達同士がどんどん友達になっていく」
という特徴が人気になり、
アメリカを中心に世界中で社会現象といえるほど、
爆発的に利用が広がっています。
http://web.archive.org/web/20040405194413/...
という説明が2004年のgree.jpでなされています。
そういうサイトにおける友達関係の情報を
「ソーシャルグラフ」といいます。
これによりfacebookなどで知らない人に出くわしても
共通の友達が誰かわかるので
「地元繋がり」「勤め先繋がり」「趣味繋がり」
などの共通点を見つけ出して仲良くなれる可能性があるわけです。
知識のグラフはソーシャルグラフと似てる
2011年に
20歳を過ぎてからプログラミングを学ぼうと決めた人たちへという資料に出会い衝撃を受けました。
何かを学ぼうとしても次に進めない原理は
いきなり知り合いがいないパーティーに放り込まれたようなもの。
そこに共通の友達がいれば他の人を紹介してもらえて
友達が増えるのに…。
知識も同じ。
いきなり桓武天皇とか知らない言葉をたくさん並べられてもどうしていいかわからないけど
「あのさわやかワタル君のご先祖は桓武天皇らしいでwww」
というように知らない知識(桓武天皇)と
知っている知識(さわやかワタル君)の関係情報があるだけで
一気に親しくなれます。
六次の隔たり
ソーシャルネットワークとして産まれたGREEは
「6degree(六次の隔たり)」という言葉からきています。
あなたの友達の友達の友達の友達の友達の友達まで
訪ねる事ができればきっと
明石家さんまさんや
オバマ大統領まで
行き着けるはずだという理論です。
これも知識に応用できます。
一人の人間が
人類の英知を全て把握しなくても
自分の知識をインターネットに保存するだけで
全く知らない知識に出会った時に
その知識から自分の知識までの最短ルートをコンピュータが知らせて
くれるようになったらめっちゃ楽しくないですかそれ。
絶対楽しいってそれ。
mindiaについて
僕達が2006年に作ったこのmindiaというサービスは
mind(個人の主観)+encyclopedia(事典)からきていて
自分の知識を事典形式で保存する事で
何度も再会して再編集できたり
同じ知識に対する他の人なりの理解を参照したりして
知識の有効活用ができるとうコンセプトのサービスです。
chibicodeさんのこの言葉に出会うまでは
ちょっと知識欲が高めな人向けのマニアックなサービス的な
位置づけでしたがやはり既存の学習体験を変える可能性があると
自信を持つ事ができるようになりました。
本当に感謝しています。
今まではこのサービスでの収益化方法がわからず
他の業務に意識が行っていましたが
ライフワークとしてこれからも取り組んでいきたいと思います。