Google Wave は、非常に良くできた Wiki ではあるが、目新しいことは何もない。しかし、Google Wave には、もの凄いイノベーションが含まれていて、それは「メールは特殊なWikiである」という、全く新しいものの見方である。
Google Waveはかなりオープンな仕組みになっていて、Google Wave上にサードパーティーの開発者が機能を追加できたり、Google Waveをブログパーツのような感じで取り出してブログやサイトに張り付けることも可能。つまり現時点では基礎的な機能しかないが、その上に自由に機能を搭載できるプラットフォームになっているので、今後大きく発展する可能性は十分にある。
いま私はこうやってブログを書いています。もし、閲覧者からのフィードバックが欲しくなった場合、この記事をアップロードして閲覧者からのコメントを待たなければいけません。アップロードするまでは、わたしがちんぷんかんぷんなことを書いているのではないかというちょっとした不安と隣り合わせです。しかし、(まだこの機能はちゃんと実装されていませんが)google waveはブログに組み込む事ができます。ブログにwaveを組み込んで不特定多数のユーザーと対話しながら記事を書く事が出来ます。私のタイプしている内容が逐一ブログ上に反映され、ユーザのフィードバックも執筆しながらリアルタイムに得る事が出来ます。
これは、ブログなどのネット上の媒体が、これまでの単純な雑誌などの延長のマス媒体である状態からとうとう脱皮を果たした事になると言えるのではないでしょうか。これはまるっきり違う情報伝達の手段と呼べると思います。
メールをCCで送り合う情報共有+スカイプのグループチャットのような
リアルタイムコミュニケーション+Google ドキュメントの同時編集+
TeamViewerで相手のPCを遠隔操作するようなデスクトップ共有+
Camtasiaでデスクトップをキャプチャーしている操作を
YOUTUBE的に動画でプレイバックができるというもの。
さらにここからは今までにない概念ですが、
ソーシャルネットワークやTwitterともGoogle Wave内で
リアルタイムに融合できる、その上に40もの異なる言語間で
リアルタイム翻訳機能でコミュニケーションができる
関西大学総合情報学部2007年卒。 卒業後「非同期」「主観事典」をテーマにした会社設立。パンデイロやvimなどの打楽器が好き。 Backbone.js 千利休 木村蒹葭堂