ある中心的な質が存在する。それは人、町、建物、荒野などの生命や精神の根源的規範である。この質は客観的かつ正確であるが、名づけることはできない。
この質を自己の人生に求めることは、万人にとっての基本的命題であり、すべての個人の物語の要である。それは、自分が最も生き生きとする瞬間や情況を求めることである。
(中略)
建物や町の無名の質は、人々の平凡な日常活動から間接的に生成されるだけで、人為的にそれをつくることはできない。ちょうど、花が種から生成されるだけで、人為的にそれをつくれないのと同じである。
関西大学総合情報学部2007年卒。 卒業後「非同期」「主観事典」をテーマにした会社設立。パンデイロやvimなどの打楽器が好き。 Backbone.js 千利休 木村蒹葭堂