1999年、マッキンゼーのコンサルタントとして調子よくやっていた私は、何かに取り憑かれたように起業し、それまで順風万帆だった多くの人の人生を荒波に巻き込み、四方八方に迷惑をかけながら失敗のフルコースを片っ端から経験して、DeNAを立ち上げた
ホントは社長であっても迷いやおびえでいっぱいなんだよね。だって同じ人間じゃないですか。社長も普通の人。でも、それを出さないで、びくともしないふりをしながら渡りきる。あたかも何事もないかのように、大丈夫だよっていう背中をいかに作れるか。ってことなんだと、私は思いますね
「人生をかけて成し遂げたいことは何ですか?」と聞く学生に、南場はきっぱりとこう答えた。「旦那を救うことですね」
大手電気メーカーS社の入社式だったか新入社員研修だったかで講演を依頼されたとき、数百人の新入社員を前に
「こんな大手に入ってどうする、ベンチャーに来い、DeNAで待つ」
と言ったことがある。10年前かな。
関西大学総合情報学部2007年卒。 卒業後「非同期」「主観事典」をテーマにした会社設立。パンデイロやvimなどの打楽器が好き。 Backbone.js 千利休 木村蒹葭堂