今となっては、IPO議論なんぞに時間を費やさなければよかったと後悔している。先ほど経済危機に際してわれわれはレイオフをしなかったと語ったが、公開企業ならば、できなかった経営判断だろう。
もともと、経営者になりたいとかキャピタルゲインを得たいという気持ちで始めた会社ではなくて、「仲間と一緒にやりたい」という意識で始めた会社です。お金はもちろん必要なので利益は追求します。でも、お金を出してもらったことで、やりたくないこともやらなければならなくなるとか、それは違うと思うんですよね。同感…
彼らは、会社を評価するにあたり、数値以外の基準を持ち合わせていません。そして、それこそが、今もなおセムコ社が株式を公開していない理由なのです。わたしは、90日で物事を判断するような証券アナリストに、悩まされるような事態を避けたい。奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ P36より
「酒の醸造には時間がかかり、短期的な利益を要求される株式公開に馴染まない」、「株主に商品の味を左右されたくないから」または「直接的な利益に結びつかない文化事業のリストラを要求されるため」
ビジネスモデル的に設備投資は不必要であり、信用力向上による営業力も
ホームページを有効活用すれば、上場企業と対等に集客することができるうえ
買収の危険性も防げるため株式公開いたしません。
上場企業=責任転嫁がうまくいきわたった会社、と言ってしまおう
私としては上場は必ずしもすべての会社のとって
プラスになるわけではないのだと思いました。
未だに「ジョウジョウ」という響きに魅せられている企業は多いのではないかと
思っています。
上場するかどうかは「迷った」ものの、「今の資本市場自体を変えてやろうというチャレンジ精神で上場している」という。
一度上場すると、その会社を応援しようといろんな会社や投資家が助けてくれるようになる。
ドワンゴは上場していなかったら三回くらい倒産していてもおかしくない。
関西大学総合情報学部2007年卒。 卒業後「非同期」「主観事典」をテーマにした会社設立。パンデイロやvimなどの打楽器が好き。 Backbone.js 千利休 木村蒹葭堂