プライバシーを切り売りすることで生まれるメリットとは何か。それは「他人とのつながり」ではないでしょうか。「私は今日、こんなことをした。こんなことに興味を持ち、こう考えた。こんな本を買って、こんなソフトをダウンロードして……」などといった書込みを通じて、同じような趣味や関心を持つ人々とつながることができます。そこから新たな情報や精神的な満足感などが手に入り、時には新しい仕事といった実利が生まれることもあるでしょう。そんなメリットを感じていれば、少しぐらいプライバシーを無視してしまうことなど気になりません。
関西大学総合情報学部2007年卒。 卒業後「非同期」「主観事典」をテーマにした会社設立。パンデイロやvimなどの打楽器が好き。 Backbone.js 千利休 木村蒹葭堂