言わずと知れた名著。アウシュビッツに収容されたユダヤ人心理学者が綴った体験談。
著者が生きて収容所を出られたのは、この本を書く使命があったから。
中学時代に読んだときはただ怖いとしか思えませんが、今読むと印象が違います。
生きることに勇気が出る一冊。
そして、著者はこんな事を伝えています。
「人間誰しも心の中にアウシュビッツ(苦悩)を持っている。しかしあなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望していない。あなたを待っている誰かや何かがある限り、あなたは生き延びることができるし自己実現できる」
カヤックという法人が生かされているのは、きっと何か生かされる理由があるんだと思います。
過酷な環境で家族が命を落とし、自分1人生き残るという状況の中、収容所にいる人たちの心理を淡々と分析していくという離れ技をやってのけたのですから。
関西大学総合情報学部2007年卒。 卒業後「非同期」「主観事典」をテーマにした会社設立。パンデイロやvimなどの打楽器が好き。 Backbone.js 千利休 木村蒹葭堂