全称肯定命題(又はその対偶としての特称否定命題(すなわち消極的事実))の証明の困難性を比喩的に表現した言葉
「あることの証明」は、特定の「あること」を一例でも提示すればすむが、「ないことの証明」は、厳密には全称命題の証明であり、全ての存在・可能性について「ないこと」を示さねばならない
疑惑がないことを証明するのは難しい。(中略) 贈収賄が存在しないことを証明するのは非常に難しい。(中略) だからこそ「疑わしきは無罪」という司法の原則が存在しているわけだ。出典:堀江貴文オフィシャルブログ
そして、STAP細胞がないことを証明するのは、いわゆる悪魔の証明になるので、極めて困難である。それはつまりツチノコが存在しない、ネッシーが存在しない、UFOが存在しない、ということを証明することと同じなのだ。何かが存在することはひとつでも例を見つければ証明できるが、何かが存在しないことはいままでそういう例は見つかっていない、という間接的な証拠でしか証明できない。小保方晴子と弁護団は、この悪魔の証明の性質を最大限に使って、悲劇のヒロインのままこの問題から逃げ切ろうと考えているのだろう。悪魔の証明とは、刑事事件で訴えられた被告の弁護の難しさを物語る法律用語でもあるので、弁護士もよく知っているというわけだ。出典:金融日記
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