バイオインフォマティクス
情報学を生物学に応用することで生まれた境界領域の学問。
ゲノム計画以降、生物学研究に必要なデータ量が膨大になってきたことと、その需要を満たしうる高性能なコンピュータが安価に入手できるようになったことから生まれた複合分野。
バイオインフォマティクスという単語は、一種のバズワードに近く、上記の2分野の複合分野であるという以外にはっきりした定義はない。
ただし、バイオインフォマティクスと呼ばれる分野の、漠然とした共通のイメージはある。
もっとも初期のバイオインフォマティクスは、ゲノム配列の解析や検索であった。この、ゲノム配列の研究が、その後のバイオインフォマティクスという分野の典型的なイメージを作ったように思われる。