BRICs(ブリックス)とは、経済発展が著しいブラジル (Brazil)、ロシア (Russia)、インド (India)、中国 (China) の頭文字を合わせた4ヶ国の総称。
投資銀行ゴールドマン・サックスのエコノミストであるジム・オニールによって書かれた2001年11月30日の投資家向けレポート『Building Better Global Economic BRICs』で初めて用いられ、世界中に広まった。
九龍的にBRICsの中でも特にインドに注目している。
その理由を簡潔に記載する。
(1)GDPの伸び率が良い
平均6〜9%の経済成長を続けている。
(2)政治が安定している
世界最大の民主儀国家である、賄賂や政治腐敗は問題点としてあがっているがこれは文化や情報インフラの成熟で次第に解決していくと思う。
国策が民意に反すれば政権は維持出来ない。
(3)インフラが未整備、だから伸びしろが格段にある
インフラ(交通、輸送、物資、電気、水等々)の悪さは世界屈指であるが、そのインフラの悪さで高度経済成長をしているから恐ろしい。
政府が100億ドル越え規模でのインフラ対策を計画している。
「DMIC(デリー・ムンバイ間産業大動脈構想)」や「ウルトラ・メガ・パワープロジェクト」など超大規模プロジェクトが国をあげて進めれている。
(4)英語が準公用語
IT産業での英語の重要性は自明の理だと思うが、それ以外も英語が出来る事によっての他国(特に米国や欧州などの先進国)とのやり取りが出来る事が大きくアドバンテージを得ている。
(5)人口が2030年には世界一になる
約12億人で2030年には中国を超して世界一になると言われていて、中国は「一人っ子政策」による人口増加の鈍化が進んでいる。
内需の拡大もあるが、経済発展となる若年層の割合が非常に高い。
日本はその逆で若年層がどんどん減っている。
インドに死角は無い。
とは言わないが、世界中で今後10〜20年スパンで注目していくべき国である。
関連Link:
【BRICs辞典】
http://www.brics-jp.com/
【Wikipedia】
http://ja.wikipedia.org/wiki/BRICs