「黒ほど着こなしの難しい色は無い」
と某スタイリストが言っていたが、これは俺も激しく同意する。
黒色の服ははっきりって誰にでも合うし、何にでも合う。
その上服のもっている素材、印象をワンランク上の物に上げるのも黒の特徴的な所。
言わば服界のオールウンドプレイヤーが黒だ。
そんなオールラウンドプレイヤーだからこそ着こなしは難しい。
まずは街を見て欲しい。
正確には街を歩く人々だ。
何時もの通勤路
ランチに入った喫茶店
仕事帰りの飲み屋でも良い
黒系の服を着ている人の多さに驚くのではないだろうか?
特に東京、日比谷、銀座、新橋などの通勤者の多い街を見るとその傾向は如実である(冬場は8割が黒コート)。
服は自己主張の1つ、自分を表す「自己表現」の1つだと九龍的には考える。
こういった大多数の人間が好んで着る、着てしまう色だからこそ、差異化、主張、センスを見せるのが非常に難しい色、それが「黒」だと思う。
服屋の経験が豊富な知人が
「街を歩く人を観る」
事が服のセンスを磨く1番の近道だと言っていた。
この言葉を受けての実感の1つとしてこの「黒」に関しての記載を書いてみた。
なにごとも先人、先輩の言葉は聞く物だなぁとしみじみ思う。
関連Link:
【Wikipedia】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92