インド旅行記、文化・宗教的な切り込み、考察が非常に詳しく記載されている。
評価:★★★(5段階)
著者:奥田継夫
価格:1,900円(税抜き)
単行本: 192ページ
出版社:彩流社 (2009/6/30)
言語:日本語
ISBN-10:4779114497
ISBN-13:978-4779114496
発売日:2009/06
商品の寸法:21 x 14.8 x 1.8 cm
感想:
文化・宗教的な切り込み、特に日本との関係性が詳しく書かれた紀行本。
ベテラン作家が書かれたインド紀行本だけあって切り込み方が非常に独特、はっきり言って前知識の準備がある程度無いと読むのがつらくなってくる。
文体や構成もあまり読み易いとは言えずなんか国語の教科書っぽいと個人的に思った。
インド知識収拾の本当に初期段階で読んだ時には
「うわぁなんだこれ読みずらいしわかんねー」
って正直げんなりしていたが、何冊かインド本を読んだ後読み直すと、その豊富な知識、文化的切り込みが非常に面白い。
特に日本との関係性を詳しく書いてくれているので非常に勉強になる。
インドは多宗教、多文化な国で日本の言葉や宗教に非常に影響を与えているのが解る。
インドって変な国だよ系の紀行本
インドって経済伸びてるよ系の経済本
が乱発されるインド雑誌業界ではかなり斬新な位置にあるとても有意義な本だと思う。
ただ如何せん前知識が無いと読むのがだるだる。
10冊くらいインド関連本読んで
「何か突っ込んだインド本読みたい」
と、いう人にお勧め。
俺は好き。
関連Link:
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【九龍空論】
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