妹尾河童さんの「覗いたシリーズ」、そのインド編。
評価:★★★★★(5段階)
著者:妹尾 河童
価格:590円(税抜き)
単行本: 289ページ
出版社:新潮社
言語:日本語
ISBN-10:410131103X
ISBN-13:978-4101311036
発売日:1991/3/25
商品の寸法:14.6 x 10.6 x 1.4 cm
感想:
舞台美術家として有名な妹尾氏によるインド旅行記。
正直「旅行記」と一言で括ってしまうのが申し訳ないくらいの充実した内容で、読み易い字体、豊富な探究心、そしてなによりも随所にあるスケッチが脳にダイレクトな刺激をくれる。
おもしろいな〜と思いながら読んでいると、いつの間にか読み終わっている本。
読んでみると分かるけど著者の描写バランスが秀逸で、自身の考えと実際の情報がバランス良く盛り込まれている。
かつ、全体として現代口語(Blog調につうじるのか?)で書かれていてすらすらと読める。
インド本読み始めの人には特にお勧めだし、かなりの数を読んだ人にも是非読んで欲しいなぁと思える、思わせてくれる本。
ひとつ懸念事項があるとすればこの本は1991年(文庫版は)に出版されているので、明確な情報としては色褪せている部分もある。
まぁ気にならないくらい興味深く見れたので問題無いけど。
久々の5★書籍。
良書!
関連Link:
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【九龍空論】
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