人ってこんなに違うんだ、こんなに違うことを考えて、こんなに違う経験を持っていて、こんなに違う言語を用い、こんなに違う思考をするんだ
少し前に産経新聞で連載されてた養老孟司と角田光代による往復エッセー。
当時の自分はベストセラーはおろか、自分の興味に関係のなさそうな分野の本には全く興味がなく、2人の著書を一度も読んだことがなかった。でも、この連載を初めて見た時、「今まで自分が考えたり経験したことをこの人たちは語っている」と思った。それからは毎週欠かさず読んでた。
養老氏の文章には知識というか新しい視点がいっぱいで、角田氏の文章にはわかりやすくすごく共感できることがあった。現代の「文系」と「理系」を代表する2人が考えていること、それをどちらもおもしろいと感じることができて良かった。
このエッセーにはかなり刺激を受けて、今の自分に影響を与えていると思う。そして今でも2人のファンだ。