RNA
Ribonucleic acid
・
構造
・一本鎖RNA分子は複雑な構造をとれる。
・同じ鎖の中での相補的な塩基対やその他の水素結合が形成されるので、塩基配列によって独特な形をとる。
・二次構造モチーフ:二本鎖、1塩基バルジ、3塩基バルジ、ヘアピンループ、対称的な内部ループ、非対称な内部ループ、2軸の連結、3軸の連結、4軸の連結
・三次結合:シュードノット、ヘアピン対合、ヘアピンループとバルジ結合
酵素としての機能:リボザイム
・適切な折りたたみ構造をもったRNAは酵素としての機能を持つ。
・多くのリボザイムは活性部位に金属イオンを持つので、ポリヌクレオチド鎖の限られた化学基だけでは望めない幅広い触媒活性が実現できる。
・タンパク触媒>リボザイム触媒→理由はよくわかっていない。?種類が少ない、疎水性の基質に結合しにくい、などが考えられる。
三次元構造
・安定性、他の分子への作用、複製能に影響
→特定のポリヌクレオチドが優勢になることがある。
→時が経つと新たな配列となる。