MAPキナーゼモジュール
基本
・酵母からヒトにいたるまで高度に保存されている。
・哺乳類:Ras→Raf→Mek→Erk→タンパク質→タンパク質の活性変化or遺伝子発現の変化
※一般には↓の名称を使う
Raf=MAPキナーゼキナーゼキナーゼ
Mek=MAPキナーゼキナーゼ
Erk=MAPキナーゼ
下流のシグナルタンパク質をリン酸化していく。
役割
・RTKのチロシンのリン酸化やRasの活性化など、短命なシグナル反応を下流の核まで伝えて遺伝子発現の変化をもたらすような持続性のあるものに変換する。
MAPKの活性化
・活性の持続時間は応答に大きく影響する。
→神経前駆細胞の受容体をEGFが活性化する場合とNGFで活性化する場合ではMAPKの活性の持続時間が変わる。
フィードバック
・ErkはRafのリン酸化による不活性化も行っており、負のフィードバックループを提供している。