原腸陥入
初期発生における細胞運動の例。
背側植物極から動物極に向かって起こる。
・目的:胚に神経領域を誘導するため。
※神経誘導:中胚葉が外胚葉に働きかけて誘導する。
←中胚葉を外胚葉の裏側に前後軸に沿って配置する必要がある。
・細胞の動き:陥入が始まる前から細胞は動きはじめる。
ボトル細胞なるものが突然できて、そこから帯域細胞(中胚葉)を陥入させるように働く。
・覆いかぶせ:epiboly
外胚葉が中内胚葉を覆いかぶせる運動。細胞の面積が大きくなる。
・収束伸長(収斂伸長):convergent extension
細胞が中央に集まる→細胞塊全体として長さがのびる。
・原腸陥入の道筋:ECMが関与
・Wntシグナリングが関係。
Wntシグナル:Forminを活性化。活性化Rhoと結合。