円二色性(円偏光二色性)
・右円偏光と左円偏光の吸収の差を測定する方法。
タンパク質の場合、アミノ酸のキラリティよりもむしろ二次構造のペプチド鎖に由来するキラリティの観測に用いられる。
・α helix:ピーク 222nm,209nm付近に2つの負の極大、196nmあたりに正の極大
・β sheet:ピーク 218nm付近に負の極大、197nm付近に正の極大
・ランダムコイル:196nm付近に大きな負の極大
・平均残基モル楕円率(楕円率をモル濃度で割る)
[θ]222nm=[θ]/lc 楕円率/セル長,タンパク質モル濃度*残基数
・α helix含量:fH(%)=-[θ]222nm+2340/30300
・あるタンパク質のCDスペクトル:
α helixの典型的なスペクトル*α helix の割合
+
β sheetスペクトル*β sheet の割合
+
ランダムスペクトル*ランダムスペクトルの割合