みんなが「共有」している世界。
ざっくり言うと、ドラえもんの四次元ポケットに近いと思う。
「インターネットはどこでもドアだ」というのはちょくちょく聞くのですが、僕にはなんとなくそれが腑に落ちません。
どちらかと言うと、webはどこでもドアよりも四次元ポケットに近いと思うのです。
せっかくのドラえもんの誕生日なので、今日はそんなお話をします。
どこでもドアは、今いる所から一瞬で行きたい場所に行けるので、要は空間を縮める役割を持った道具です。
対して四次元ポケットは、中に無限にものを入れることが出来ます(細かい設定は分からないですが)。
つまり空間が無限に存在していると言える。
紙のコンテンツとwebコンテンツの比較でも本屋とAmazonの比較でもいいのですが、webも同様に無限の広がりを持っています。
そしてその四次元ポケットの中には、生活を便利にする様々なひみつ道具(webサービス)が潜んでいるのです。
また四次元ポケットには、それと全く同じように使えるスペアが存在しています。
誰が、どこに居ても、スペアポケットさえ持っていれば四次元ポケットの中にあるものを取り出して使えるわけです。
PCやケータイというネットに繋がったデバイスは、正にこの役割を担っていると言えないでしょうか。
現在はみんながスペアポケットを持って、一つの四次元ポケットを共有している状態なのです。
つい最近まで、サービスがどこに居ても提供される様を、空に広がる雲に例えた「Cloud Computing」という言葉が流行っていましたが、僕には四次元ポケットをメタファーとした方が日本人には断然分かりやすい気がします。
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http://84dialog.blogspot.com/2009/09/web.html