S 17e9cb7f65305ef3ad00efb84107658e 5月10日

2009年

日曜日

繁盛亭に行こうかと思ったが、朝席はあまり好きでない落語家だったのでパス、昼席は売り切れだった。あらら、満席になることもあるのね、良かった良かった。

2008年


なぜこれが「保険証取り上げフラグ」だと気がつかない?


年金天引き選択制を検討 政府・与党 後期高齢者医療の改善策で
(産経ニュース)

1ヶ月ほど前にエントリした後期高齢者医療制度、私が考える「マスコミがあまり報道しない」問題点[社会の話]で書いたように、後期高齢者医療費制度では今まで許されなかった「保険証取り上げ」が出来るようになります。
出来るようになりますということは、滞納者からの取り上げをやるということです。厚生労働省には血も涙もありません。

現状でも所得、年金受給額が低い方々は窓口納付ですが、所得、年金受給額が低い方々がきちんと払えるのか?保険証を取り上げられたりしないか?私は懸念しておりました。
今回の方針はそれを拡大するものですね。

東大阪市の国保家庭の半数は世帯収入100万円以下です。その方々が保険料を払えるでしょうか?年収100万円から家賃水道代を払って、食費を払って、保険料を払えるでしょうか。
現に窓口で通常の保険証ではなく、短期保険証(期限3ヶ月)や資格証明書(被保険者の資格はあるが一旦窓口で10割支払う)を出す人は目に見えて増えています。
払いたくても、払えないんですよ。

「これだけは言っておきたい、私の保険料は下がりました」と言った代議士の先生は多分、資産家なのでしょう。後期高齢者医療制度には資産割がありませんので、資産のある方の中には下がる方もおられるでしょう。
わざわざ自分が資産家であると自慢する代議士の先生には、このあたりのことは分からないのでしょうね。

この話、決して良い話ではないですよ。

2006年

イートレ終値176000円、堂々の年度来安値です。

2001年

今日の読書

48> ローマ人の物語〈3〉/勝者の混迷

ISBN:4103096128
263,9p 21×16cm
新潮社 (1994-08-05出版) ・塩野 七生【著】

[A5 判] NDC分類:232 販売価:\2,300(税別)

ハンニバルを倒し、帝国カルタゴを滅亡させ、一気に地中海の覇者となったローマ人。だが「外敵からローマを守る」システムは「目だった敵のいなくなった」覇者ローマで破綻を見せ始める。旧弊のみえる元老院システムへの権力集中はその改革を阻害する。志し半ばで倒れるグラックス、逆に元老院システムを強化することで混迷からの脱却を図るスッラ。その弟子にありながら計らずも元老院システムの崩壊の一助となるポンペイウス・・・そして時代はカエサルを待つ!

ということで、ハンニバル戦争からカエサルの出現までのローマの迷走(とはいいつつ版図は大きくなっていくのですが)を描いた1冊です。カエサルが「何故賽を投げねばならなかったか」を理解するには必須の一冊といえましょう。
こういう「改革しようとしては失敗する」混迷の時期というのは得てして読んでいてつまらないのですが、これを一気に読ませる、希代のストーリーテラー塩野七生の力量を感じさせます。
例によって装丁からあとがきまでが「物語」です。いうまでもなくお勧め。

2000年


今日の読書・ガリア戦記/カエサル

講談社の國原吉之介訳。
すごく面白い。カエサルが軍団兵5万、援軍5万を率いてガリア人800万と10年にわたって戦い、100万人を殺傷、100万人を捕虜(奴隷)とした戦記…って面白くないわけないじゃん。スペインの南米攻略と違ってちゃんと戦争してるし。
しかし戦争の仕方が日本のやり方と全く違うのね。当然だけど。剣と鎧は相互に進化する、というが、戦争のやり方自体が陣地構築-攻城戦の繰り返しなのが面白い。ガリア人が敗れたのは兵站の問題だけではなくて、こういう戦争のスキル、というか、アート、というか考え方に敗れたのかも。マジで橋頭堡築いてます。2000年前に。
騎兵と歩兵の捉え方も面白い。日本で騎兵-歩兵というと早くて強い戦闘ヘリ-遅くて死にやすい歩兵という感覚があるが(GONTAの睛天航路でもカコウトンに「なんと兵卒の死に易いことか」と言わせているから、日本人の捉えた古代中国でもそうなんだ。多分)ガリア戦記では騎兵は機動力に勝り歩兵は防御力&戦力に勝る描き方なんですな。言うなれば騎兵-歩兵で対地攻撃機-戦車の電撃戦を行う感じといえばわかる?もちろんその後は陣地構築ね。
あくまで有利な陣地を奪い合う形での戦闘で、「敵の大将首を取る」戦闘でないのが面白い。大将首を取る描写もあるけどね。誰か、が敵ではなくてガリアに住んでいる部族の全てを平定することが目的だったからそうなったのか、それとも取るべき大将首さえなかったから勝てたのか、多分両方だろうな。
あと感心したのが軍団兵の装備重量が20KGぐらいだったということ。現在の歩兵のフル装備も20-25KGぐらいだし、登山のアタック隊の装備重量もそのぐらいらしい。荷役ではなく、戦争など何かをしに移動する場合に人間の運べる重量というのは古今東西そのぐらいなんだろうな。

もしかして

    他の人の「5月10日」

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    (828words)

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