3月23日
2005年
・読書
社長をだせ!―実録クレームとの死闘社長をだせ
「社長をだせ!」が映像化?されて本日TV放映ということを新聞で読んで「そういえばこの本、積読」になっていたなぁ。
と思い出して読んでみる。
なかなか面白いじゃないですか。
内容は、カメラメーカーのクレーム処理をしてきた方の体験談なのですが、「え?」というクレーマー達の記述もさることながら、それへの「クレームから逃げてはダメだ」という真摯な対応がなかなか興味深かったです。
クレームから学ぶ、という姿勢が第一に貫かれているため、読後感も悪くありません。
2001年
産経新聞の連載「日中再考」が終了した。中国が日本の戦中のいわゆる残虐行為を発掘、捏造などして繰り返し宣伝するのは共産党の発生を正当化させる必要があるという政治的なものである、ということを検証するだけの連載か・・・と思っていたら、最後に今後の日中関係「中国が中日友好を叫ぶならこれについてただすぐらいはするべき」「中国が日本の教科書に干渉してくるのなら日本も中国の教科書の明らかな誤りを指摘するべき」と見事朝日の対を成す報道に仕立て上げました。まぁ毎回そういう作りの連載でしたが。
朝日が「未だ無い教科書」を取り上げたのに対し、産経は「中国の現状」を取り上げたのだから説得力の差は明らか。
それはいいとして、産経の主張は「戦後処理は終了している」で朝日=中国の主張は「まだまだ」なのだから、実利が絡むので対立は当然ですわな。朝日=中国がそんなにいうのなら一遍「じゃ、どうすれば満足?」と政府は中国に聞いてみればいいのに。国と国との講和として「もう終わり」とした問題についてどのくらい請求できるのかすごく興味あるよ。